薬剤師の転職先として有力候補になるのが薬局です。薬局やドラッグストア、病院は薬剤師の80％が就業していると言われています。薬局の場合は大手と中小どちらを選んだ方がいいのでしょうか？メリットとデメリットがそれぞれありますので参考にしていただければと思います。
大手薬局 VS 中小薬局
大手薬局 VS 中小薬局でみると、それぞれメリットもあれば、デメリットもあります。それぞれの違いを比較してみましょう。一般的に教育体制、給与、勤務環境以外も待遇で大手と中小ではかなり違います。地域によっては採用難易度も変わります。業務内容は同じでも採用、しっかり働くに当たっては総合的に見ると大手のほうが魅力です。勤務時間なども大手のほうが希望が通ります。
社風
社風は大手の薬局ほど売り上げにとても固執しているところが多いです。大手は会社の存続を考え続けており、中小の場合は社長の影響が強く、それほど売り上げには固執していない傾向が強いです。売り上げに拘るのは会社の存続を考えると当然といえば当然です。外れを引くと環境的に残業も長くなりますし、周囲のサポート対応もありません。
社内規定
全国でみても中小企業の場合は社内制度も整っていないので、あいまいなところが多いです。大雑把な性格の方にはのほほんと働けるエリアの中小薬局がいいでしょう。それに対して大手はルールがガチガチにしており、きめ細かい所が好きな方にはとてもお勧めです。
転勤、異動
中小薬局の場合はそもそも店舗が1つしかないというケースも多いため異動などはまずないです。これに対して大手の場合は店舗異動がよくあります。これは特に子持ちの家庭などになると、なかなかシビアな問題になることが多いです。突然の異動があるのでこれも困った点になります。
組織
組織としては中小薬局の場合は曖昧になっていることが多く、フラットな人間関係になりやすいです。スタッフと経営者との距離がとても近いです。その一方、大手薬局の場合はこの逆になり、経営層との距離はとても遠くなります。
教育制度
教育制度は明らかに大手薬局のほうがいいです。模擬薬局などがあり店舗配属前に調剤、投薬のロールプレイングをできるようになっています。これに対して中小は何もないことが多いです。未経験者ほど大手薬局のほうがいいです。経験者はどちらでもいいでしょう。
キャリアの選択肢
大手薬局の場合は明確なキャリアの選択肢がとても広いです。薬剤師だけではなく、経営、人事、バイヤーなど様々なキャリアがあります。これは中小薬局にはないメリットと言えるでしょう。大手薬局の場合は店舗がとても多いので、異動のたびに色々な現場を知ることもできます。
福利厚生
大手薬局の場合は福利厚生がとても充実しています。住宅補助、研修制度、育児休暇、退職金などが完備されており、完璧に近いです。それに対して中小の場合は下手をすると何もない場合も多いため、気にしてしまう方が多いです。
仕事の裁量
大手の薬局の場合は、正社員でもアルバイトでも仕事がきめ細かく決められており、職務においてやる仕事がある程度決まっているため裁量は小さいです。これに比べて全体的に中小の場合は曖昧になっていることが多いので、裁量がとても大きいです。臨機応変に動ける方は中小がいいでしょう。
人間関係
人間関係は大手薬局のほうが明らかに楽です。人数も多いと、人間関係のいざこざも避けられます。異動をすることで嫌な人間から逃げることもできます。これに対して中小の場合は異動もできないですし、嫌な人間がいると、毎日ストレスをためる展開になってしまいます。
プライベートとの両立
大手薬局のほうがプライベートは潰されやすいです。大手は休日に研修参加が必要だったりしますし、強制参加のケースも多いです。中小は、仕事内容もその店舗でその日に完結できるので比較的プライベートが確保されやすいので楽です。
転職はエージェントがおすすめ
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