薬剤師の転職:転職エージェント、転職サイトは使う?使わない? メリットとデメリット

業界事情

転職エージェントは使うべきか?使わないべきか?薬剤師の転職において、良く起こる議論になります。これはどのような転職先に行きたいかで、答えは変わるでしょう。つまり、使ったほうがいいケースと使わないほうがいいケースがあるということです。

転職エージェントとは?

転職エージェントとは、保有求人の紹介、職歴書の添削、さらには採用条件交渉などをすべて代行してくれる会社になります。そのため、ニッチな業界や求人が少ない職種などを狙っている場合はとてもお勧めになります。転職エージェントは何でも代行してくれるので、お任せをしたい方にはとてもお勧めになりますが、すべて自分で管理をしたいタイプには不向きになります。登録すると担当アドバイザーにサポートしてもらえ、希望のキャリアなどに沿って活動を行います。

転職サイト

転職サイトの場合は、求人の閲覧はできますが、応募から採用までのプロセスをすべて自力で行うことになるため、自分で管理をしたい方にお勧めです。面接調整は自分で行うことになり、採用条件の交渉も自力で行うことになるでしょう。比較的求人数が多い職種の場合は転職サイトを使うことがおすすめになります。大手から中小まで良い情報を自力で収集、検討できる方向けです。連絡などは企業と直接行います。内定後の条件交渉も自力で行うのがポイントです。これは基本的にハローワークも対応は同様。選択肢はありますが、知識が必要でしっかり市場を把握していないと、探す手間が省けない方法です。

直接応募

求人数が多い職種の場合は直接応募がおすすめになります。これは求人が店舗で張り紙で募集がかかっているケースも多く、さらにはタウンワークなどの無料求人雑誌などにも掲載されているケースが多いです。直接応募の場合は、自力で求人を見つけて、さらに交渉まですべて自力で行うことになるでしょう。求職者は複数応募も内定ももらえますので自分で時間を作って求人情報を探して、担当者と面接対策も進められる方向けです。20代からシニアまでそれぞれ効率よく進められます。

直接応募でも転職可能な場合

以下のような職種の場合は、直接応募でも転職可能です。理由としてはとても求人数が多いことが挙げられます。これによりわざわざ転職サイトやエージェントを使用せずとも、転職の実現が可能です。エージェントではないので、アドバイスなどは受けられませんが、給与など市場価値を理解していればあっさり決まります。面談日程や選考対策は不安があればエージェントを使いましょう。

病院薬剤師

高齢化が進む日本では、病院薬剤師の需要がとても高いです。選ぶ求人数も多く、豊富で離職率も高めであるという裏もあるので、病院のホームページで堂々と募集しているケースはとても多くあります。そのため、転職サイトに頼らずとも転職が成功していくケースの一つになります。経歴の相性がよければ好条件で採用されます。今後スキルアップをしたい方には上司から依頼されるようになればチャンスがあります。新しい求人は多くあります。

調剤薬局

調剤薬局は全国どこでもとても多くあるため、直接応募でも十分に転職が可能になります。ただこちの場合は転職サイトに掲載されていることがとても多いため、リクナビ、マイナビなど転職サイトを使う方はとても多い傾向にあるでしょう。絶対の強みがあれば待遇もよくなりますので嬉しいでしょう。スタッフの現場の雰囲気など詳細も少し確認した上で入社を決めましょう。人手不足が続いており、代わりの人材を人柄重視で採用している会社がリアルで増えています。

ドラッグストア

ドラッグストアも店舗がとても多いことから、転職サイトをわざわざ使わずとも、店舗自体に直接張り紙が張られているケースが多いため、状況によって直接お店に行って応募するという手もあります。ただドラッグストアも転職サイトに多数掲載されているケースが多いです。情報収集も含めて、気軽に応募が可能。業種や経験が経歴と総合的にぴったりだと結果として大きく年収アップも具体的に狙えます。初めての方はアピールして就職しましょう。

転職エージェントを使うべき職種

以下の職種に当てはまる場合は転職エージェントを使うべきです。理由としては起業の数がそれほど多くないこと。そもそも求人がほとんどないため、自力ではまず転職することができません。その場合は転職エージェントを使うことが前提になります。利用者はコンサルタントと一度会うことで、書類チェック(履歴書添削、職歴書添削)、自身の市場価値の調査、ヒアリングをしてくれます。カウンセリングの後に案件紹介がその後されていきます。地域によっては求人がないケースもあります。

製薬企業

製薬企業は優良でそもそも求人がそれほどありません。MRやCRAであれば、転職サイトで見かけることが多いですが、研究開発や臨床開発部門はほとんど求人を見かけることがありません。転職エージェントの持っている非公開求人などを活用して転職を成功させていくことになります。グループ会社もあるケースが多く、手当も手厚いため、書類選考は本当に厳しいですが待遇や体制はとても良いです。自信があれば応募してみましょう。

CRO企業

CRO企業も同様に圧倒的に求人がありません。それも製薬企業以上に求人がないため見つけるためにはなおさら詳しい転職エージェントを使用しなければならないでしょう。CROは製薬企業よりも転職が成功しやすいため、ぜひ活用するべきでしょう。CROの他社に在籍していた方だと優先して非常にマッチするため採用がもらえやすいです。現在残業は大手でも中小企業でも20時間程度のところが多いです。ある程度意欲を示して志望動機、転職理由を明確にして、応募しましょう。

化粧品メーカー

化粧品メーカーは離職率がとても低いことからどうしても求人がありません。転職サイトでも見かけることが少ないため、転職エージェントを使うことが前提になるでしょう。そのため、使わないと転職成功する可能性は低いです。売上がしっかりあるのかなど事前にチェックしましょう。納得したうえで興味があれば応募しましょう。高収入も可能でキャリアアップも可能です。勤務時間も安定しており、正社員雇用が多いです。

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