薬剤師の転職:オンライン服薬指導(薬局)とは? 完全リモートワーク

業界事情

オンライン服薬指導とは、薬剤師の在宅ワークに相当しますので自宅での対応について説明、解説します。薬剤師と言えば、リモートワークがあまり向いていない職業と言われています。しかし近年はリモートワークの環境が整ってきており、オンライン薬局というものが登場してきました。これにより薬剤師は完全リモートで仕事をすることができる時代を迎えようとしています。

オンライン薬局とは?

オンライン薬局とは、ご自身のスマートフォンやタブレット、パソコンなどのビデオ通話機能を利用し、ご自宅にいながら薬局と繋がり、薬剤師による説明や相談を受けることができる薬局を指しており、すべてオンラインでやりとりができるため、場所を問わず使うことができるのが特徴です。肝心のお薬は薬局から配達されご自宅で受け取ることができます。近年オンライン診療などの導入が進んでおり、薬局でもオンライン薬局というものができました。

多くの薬剤師にとってメリット

日本の薬剤師の6割は女性と言われています。働けない薬剤師とは、子供の世話をしなければならなかったり、親の介護を必要としているため、外に出ることが難しい薬剤師を指します。このような境遇にある薬剤師が約9万人いると言われていますが、その中の相当数がこのような女性薬剤師であるとされています。​病院・薬局では業務内容や法令上の理由により在宅勤務という働き方を選択できないことが、職場復帰の大きな壁になっています。今後はオンライン薬局により、これを打開することができるかもしれません。

オンライン服薬指導の利用方法

ちなみに一般患者はどのようにしてかかりつけの調剤の薬局にて、オンライン服薬指導、処方箋を受けることができるのでしょうか。流れを説明します。急ぎの場合はオンライン服薬指導はおすすめしません。お薬は郵送になってしまうため、服用できるまでに数日かかってしまいます。制度としては対面ではないのでどうしても時間がかかります。服薬や健康に関するサポートも質問があれば受け付けています。

処方せん発行

まずは医療機関へ行って診察を受ける必要があります。受診の際に「オンライン服薬指導希望」と伝えると、処方せんの備考欄にオンライン服薬指導希望の旨が記載され、これによりオンライン服薬指導を受ける権利が生まれます。

処方せん送付

オンライン服薬指導を受ける場合は、診察した病院から直接薬局へ処方せんを送ってもらいます。そしてアプリなどでオンライン服薬指導を希望する薬局に処方せんを送ります。連携して電話やチャットなどで連携して指導をするスタイルです。状況は一部の地域ではまだ導入されていません。

オンライン服薬指導

このあと、日時を指定して、予約した時間でミーティングルームの中で、オンライン服薬指導を受けることになります。薬剤師とオンラインで繋がり、お薬に関する説明や病気や体調の確認や副作用の有無などを行います。

薬剤の受け取り

薬剤師が指定した薬局にて、お薬が郵送されます。このときに薬局指定の決済方法で決済を行います。お手元に確実にお薬が届く方法で薬局からお薬が配送されてきます。在宅医療の方針でサービスはこうなっております。

オンライン服薬指導のメリット

オンライン服薬指導のメリットは以下のようなものがあります。映像などで簡単に資料を見ながらサポートされますので、お得です。登録した情報をもとに処方の方法を機器などを使って提供します。

体力的・時間的負担の軽減

オンライン服薬指導のメリットは患者の体力を無駄にせずに済みます。オンラインで対応してくれるためわざわざ出向く必要がありません。移動時間や待ち時間もなく、自宅にいるだけで必要な薬剤を受け取ることができます。

薬剤師の負担軽減

オンラインでの服薬指導も実施することで、薬剤師の負担が軽減でき、肉体的な負荷もなくなります。さらにいえば業務の効率化が実現できることになります。

感染リスクの軽減

オンラインでの服薬指導も実施することで、外出する必要がなくなるため、外出による感染リスクがなくなります。感染リスクを避けながら医療を受けられる点があるため、患者にとっても薬事氏にとっても利点となります。

オンライン薬局の求人

オンライン薬局の求人がいよいよ転職エージェントでも取り扱い始めています。オンライン薬局の求人には以下のようなメリットがあるので参考にしてください。オンライン薬局の求人はとても少ないため、できるだけ転職エージェントを活用したほうが効率よく求人を探すことができるのがメリットです。

完全在宅勤務

オンライン薬局の場合は出金する必要がありません。親の介護や子育てをしている家庭でもとても柔軟に働くことができる勤務形態になります。

勤務時間

勤務時間は調剤薬局と同じ時間で営業する形態が多いため、同様の時間帯で働くことになります。勿論土曜日などの対応も迫られる可能性があります。

給料

いまのところ、完全リモートのオンライン薬局の求人自体が少ないのですが、年収を見ると500万を切るものが多いです。そのため、調剤薬局に比べるとやや年収が落ちる傾向にあるようです。

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