薬剤師の転職:薬剤師と弁理士 ダブルライセンスと就職先 資格についてメリット

業界事情

薬剤師は弁理士との資格のダブルライセンスがあると極めて価値のある価値になり、特許取得と国家資格は有利になります。薬剤師の数は今後飽和するとも言われており、それ次第では就職が困難になるとも言われています。そこでお勧めなのが別の資格も取得してしまうということ。これにより就職先は増えていきます。

薬剤師×弁理士

薬剤師におすすめな資格は弁理士とされています。弁理士は国家資格であり、知的財産に関しての専門家になります。弁理士資格がある薬剤師は、製薬会社などの一般企業における知的財産部門で勤務することが可能になり、それ以外でも特許事務所などでも勤務できるため、他へ就職に困ることがなくなります。ダブルライセンスをもてば希少な人材となり、まず就職に困ることはないでしょう。実際、働きながら目指すのは大変ですが薬と知財の専門になれるので重要な存在になります。

弁理士とは?

弁理士とは発明やデザイン、ブランド等の知的財産を保護するための専門家であり、法律の専門家です。主な仕事内容は日本弁理士会で以下のように定義しています。経験、専門知識で活躍が期待できる職種です。実務でも特定のカテゴリーにおいて大手でも担当がいますので学ぶ価値はあります。独学で少しやってみることをおすすめします。

特許権、実用新案権、意匠権、商標権などの知的財産権を取得したい方のために、代理して特許庁への手続きを行うのが弁理士の主な仕事です。

また、知的財産の専門家として、知的財産権の取得についての相談をはじめ、自社製品を模倣されたときの対策、他社の権利を侵害していないか等の相談まで、知的財産全般について相談を受けて助言、コンサルティングを行うのも弁理士の仕事です。

引用元:日本弁理士会

弁理士になるためには?

弁護士になるにはキャリア形成のために法科大学院ルートと予備試験ルートの2つがあります。法科大学院ルートは法科大学院を卒業して司法試験の受験資格を得る形となります。予備試験ルートは予備試験に合格すれば司法試験を受けられるというもの。ただし合格率はとても低く、一握りしか合格ができませんのでとても大変です。また費用も高めであるため、資金に余裕が必要になります。

法科大学院予備試験
費用200万~300万円50万円~150万円
難易度予備試験より低い3~4%

ダブルライセンスのメリット

現在薬剤師と弁理士の2つの国家資格を得ることでどのようなメリットがあるのでしょうか。良いメリットの方が総合的に多いです。難関資格を目指していくことで非常に難しい仕事でも技術スキル、知識を活用できます。正社員採用、キャリアアップはもちろん、医薬品分野の新しい独立も可能になっていきます。薬学部の大学の研究に加えて弁理の知識もあるととても有能な人材になれます。

年収が上がる可能性

薬剤師の年収は500万程度になりますが、弁理士の場合は900万以上が見込めます。有効求人倍率も1.5倍になっており比較的仕事は見つかりやすいです。2つのライセンスを持つことで、かなりの年収を見込めることでしょう。製薬企業などは資金もかなり豊富ですから高年収が狙えることになります。

弁理士業務ができる

弁理士の免許を持つことができれば、特許に関する業務もできるようになります。医薬分野に関する発明を適切に取り扱うには高度な専門知識が必要となりますので、薬剤師資格を保有していれば、医学の分野における薬学、法律面両方のスペシャリストになります。

薬剤師は弁理士試験の科目免除が可能

薬剤師の資格保有者は、弁理士試験の一部を免除されるという利点があります。2次試験にあたる論文式試験において、選択科目として理系科目についての試験が用意されていますが理系の選択科目については、指定された理系の資格を持っていることにより免除を受けることができるという制度があるのです。

ダブルライセンスのデメリット

ダブルライセンスを取得する際にはデメリットも存在します。

費用が掛かる

上記でも説明した通り弁理士の資格は費用も掛かります。それに付け加えて予備校などで勉強、修了も必要になりますので時間もかかってしまいます。資金と時間を用意できる方のみが挑戦するべき世界と言えるでしょう。

両方の資格を活かす

薬剤師と弁理士、両方の資格における知識を同時に活かせる仕事というのはとても少ないのが実態です。ダブルライセンスの人数は少ないため希少価値はとても高いのですが、その一方で両方を活かせる求人もないです。

転職エージェントがおすすめ

お勧めなのは転職エージェントになります。キャリアコンサルタントがあなたの就職をバックアップしてくれますので、頼ることができるようになります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました